今回のテーマは「NPOのリアルを知る、体験する」です。
NPOの各分野で活躍しているゲストを『本』に見立てて直接疑問・質問を投げかける、
『ヒューマンライブラリ』形式のワークショップで開催しました。
※『ヒューマンライブラリ』とは…
障害を持った人や社会的マイノリティを抱える人に対する偏見を減らし、
相互理解を深めることを目的に、「本(障害者やマイノリティを持つ人)」と
「読者(参加者)」とが対話をする、「人を本に見立てて読者に貸し出す図書館」です。
この日は、様々な分野で活躍するNPO3団体をゲストに迎え、
3人のゲストを「本」に、参加者が「読者」として、様々な質問をぶつけました。
ゲストは、社会的なサービスを受けにくい生活困窮者の方々に、
生活支援、自立支援を行っているNPO法人仙台夜まわりグループ
事務局次長の青木 淳子さん
「すべての人にアートを」をスローガンに、芸術を用いて誰もが孤立しない社会を作る活動をしている
NPO法人アートワークショップすんぷちょ代表の西海石みかささん
「キャリア教育を通じた大人と若者の学び合い」をコンセプトに、
人材育成の活動をしているNPO法人ハーベスト代表理事の山﨑 賢治さんです。
読者からは、
「活動当初の資金はどこから捻出したのか」
「活動していて困った場面はあったか」
「団体の広報はどのようにしているのか」
など、普段疑問に思っていることから、本もドキっとするような鋭い質問などもあり、
皆さん真剣な眼差しで「読書」をしました。
始めはやや緊張して、半円形だった輪も、2冊目、3冊目の読書時間になる毎に
だんだん輪が小さくなっていき、最終的には「車座」に。
終了後の感想では、
「聞けば聞くほど団体の活動に興味がわき、もっと深く話を聞いてみたくなった。」
「皆さん人生経験を土台に活動していて、自分を見直すきっかけになった。」
「失敗を恐れずに、経験を積んでいくことの大切さを教わりました。」
と、皆さん充実した読書時間を過ごされたようでした。
もっと詳しく話を聞きたい、という方が多く、夜学終了後に別会場で行われた懇親会にも
多くの方にご出席いただき、お付き合いいただいた2名のゲストを囲んで、
さらに深く語り合いました。
年代も職業も様々な人たちが集まり、ボランティアや市民活動に対してのそれぞれの想いや悩みを
共有し、その熱い語り合いは深夜まで続きました。
今年度は初の試みで、この後に「NPO夜学実践編 NPOでボランティア体験にチャレンジ!」
があり、ゲスト3団体の元でNPOを体験します。
そして、1月30日の第4回「体験から見つけよう!あなたの市民活動」で振り返り、
それぞれの市民活動・社会貢献活動へ踏み出す次のステップを一緒に考えます。
第4回は、実践編に参加していない方の参加も大歓迎です!
社会のために、これからわたしたちに何ができるか、一緒に探しましょう!!
お申込み受け付け中です!!
http://www.miyagi-npo.gr.jp/plaza/jigyou/npoyagaku_20160130.html