NPOのためのマネジメント講座「支援を呼びこむNPOになるための共感戦略」開催しました!
6月28日(火)、みやぎNPOプラザにてNPOのためのマネジメント講座「支援を呼びこむNPOになるための共感戦略」が開催されました。
講師は認定NPO法人杜の伝言板ゆるる代表理事/みやぎNPOプラザ館長の大久保朝江です。
今後NPO設立を目指す個人から認定NPO法人の理事まで22名が講座に参加しました。
■なぜ共感が必要なの?
NPOが他の事業体(たとえば、企業など)と決定的に異なる要素の一つとして、活動の継続や目的の達成のためには必ず誰かの共感を得ていく必要があるという点が挙げられます。NPOは社会を変えるための手段ですから、常に社会に対してのアプローチをしていかなければなりません。社会を変えていく過程で求められるのが、他者からの共感であり、その結果として寄付金を得たり、会員が増えたりと、団体への支援者が現れるのです。
もちろん、どのNPOでも会員を増やす、寄付金を得ることへの意識はあるでしょうし、そのための努力もしていることかと思います。ただ、意識はあっても実際に動いていなければまったく意味はありませんし、努力をしていても要領を得ずに空回りしていては意味がありません。
今回の講座では、NPOが支援者を得ていくために、まずはいかに共感を呼び起こせるか、そのために最低限やっておきたいことは何か、を学びました。
■2分で団体のこと話せますか?
ここでは、講座の中で行われたワークを紹介します。
参加者どうしが2分間で自団体を紹介するというものでした。
「初対面の人と挨拶する中で、自団体を紹介できるのはせいぜい2分」と講師は言います。
自団体を紹介する際に伝えるべき項目は下記のとおり。
・課題となっている社会背景
・団体のミッション
・具体的な活動
・取り組んできた結果の現状
・活動を継続する必要性
・継続のために必要となる資金
・組織の資金の現状
・今後の活動の目標
・支援されることによる効果
参加者たちはこれらの項目を2分で話せる内容に切り詰め、相手に伝えるということを経験しました。
2分というのは短いもので、2分が経過してもまだまだ話し足りないことを示すざわめきが会場には満ちていました。