6月16日(木)「基礎から学ぼう!NPO・市民活動団体のための会計初級講座」を開催しました
会計の考え方をわかりやすく学びました
6月16日(木)、本年度第1回目の会計・税務講座を開催しました。
対象は、初めてNPOの会計担当になった方や
経験・基礎知識がないまま会計を担当している会計初心者の方などです。
いつも人気の講座ですが、これから団体を立ち上げたいと考えている方も含め、
定員を上回る30名の方が参加しました。
講師は会計サポーター(※)の小野恵子さんです。
※会計サポーターとは、長年の企業会計・経理経験を持ち、
NPO法人会計基準を学んだ有償ボランティアです。
NPOは会費、寄付金、助成金など他人のお金を預かって活動することが多く、
その分きちんとお金の管理を行う必要があります。
講座冒頭では、今まさにニュースを賑わせている東京都知事の資金の管理について例を挙げ、
「団体のお金」と「自分の財布のお金」の違いについて説明し、
適切な会計処理の効果について理解を深めました。
次に「会計業務の流れ」「帳簿の付け方」「伝票の整理方法」など
会計担当者が最低限知っておきたい日々の業務について、
実際の現場でよくある実例などを交えながら、丁寧にわかりやすく教えていただきました。
小野さんはこれまで延べ80以上のNPO法人を訪問し、NPO会計の実務的相談に応じています。
それぞれ法人の実情や特色に合ったサポートをしているので、NPOならではの会計処理や悩みを
大変よくご存じで、受講者もすぐに親近感を持って話に聞き入っていました。
講座の最後には質疑応答の時間が設けられましたが、
皆さんそれぞれに助成金などの提出先毎に求められる証憑書の整理の仕方など
悩みをお持ちのようで、積極的に質問されていました。
3時間という長丁場の講座でしたが、途中、電卓の便利な使い方のワークを取り入れるなどして、
楽しくも真剣に皆さん取り組んでいらっしゃいました。
みやぎNPOプラザの次回の会計・税務講座は、
9/8(木)開催の『NPOのための会計中級講座』です。
複式簿記で会計をつけていくことを前提に、貸方/借方の考え方などを中心に学びます。
詳しい情報は決まり次第、【みやぎNPO情報ネット】に掲載しますのでぜひご覧ください。