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市民活動のためのIT活用講座です。イン栗原!

 自分でPR。「市民活動のためのIT活用講座」を2015年2月28日午後1時半から栗原市の栗原市市民活動支援センター多目的室で開きます。みやぎNPOプラザの出前講座の一つです。

講師は不肖、わたくしです。土曜日の午後に日程をセットしました。仲間や支援者を集めたいけれどITをどう活用すればいいか分からないとお悩みの団体の皆様も、この機会にぜひお出かけください。詳細はこちら

 「市民活動のためのIT活用」といっても、非常に幅が広いのですが、今回はフェイスブックに代表されるソーシャルメディアを使って何ができるのかを中心に、参加していただくみなさんと考えます。わたしたちの暮らしの中でITをどう使えばいいのか、個人の思いや実践が重要な、市民活動の現場ではどう使えば、効果的なのか。道具に使われずに、暮らしや仕事中心の活用法を探ります。

 個人的に市民活動にかかわり始めたタイミングと、インターネットが日本に登場した時期がほとんど一緒だったので、初めからITに絡む分野を専門としてきました。河北新報社のデジタル部門であるメディア局の責任者として2011年3月11日の東日本大震災を迎えました。大震災という、これ以上はないほどの深刻な場面で、新聞に代表される伝統的なメディアに加え、ツイッタ―のような新しいIT環境を利用しなければならない状況に遭遇しました。

 市民活動の分野でITにかかわったのは、ウェブサイトという言葉がまだなく「ホームページ」と呼んでいたころに、自分のプロバイダ契約を使って、あるNPOのホームページを立ち上げたのが最初でした。HTMLという、簡単なプログラム言語を自分で勉強しながら見よう見まねで作りました。

 最初にできたものより少し進歩した形のホームページがまだ「アーカイブ」として残っています。興味のある方は手作り感満載ぶりをこちらのサイトでご覧下さい。あまりに素朴なので驚くかもしれません。今度の講座のポイントでもあるのですが、デザインは素人っぽくても、更新頻度だけは高いのが特色です。

 「情報化」や「IT」という言葉が登場したのはずいぶん前のことです。企業や政府・行政にとっての活用場面は初めから想定されましたが、その具体的な実践や効果の議論が個人としての利用シーンに届くには、ツイッタ―やフェイスブックなど、新しいIT環境を待つ必要がありました。これからが本番です。
(館長・K)