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HANOを紹介します/ハワイのNPO支援(1)

 先月、2度目のハワイに行きました。あくまで仕事です。2年がかりでやっと実現したメディア関連の取材でした。

hano01.jpg せっかく行くんだからハワイのNPO事情も少しは仕入れようと訪問したのが、ハワイのNPOをサポートしている「HANO(ハノ)」です。
http://hano-hawaii.org/newhano/

 「HANO」は「Hawaii Alliance Of Nonprofit Organizations」の略です。「ハワイNPO連合」「ハワイNPO連携」・・。どう訳してもすっきりしませんが、要するにハワイのNPOを支援しているNPOです。みやぎNPOプラザの指定管理団体である「杜の伝言板ゆるる」と同じ性格を持つNPOです。Intermediary(中間的)な立場にあってNPOを支援するので「中間支援団体」と呼ばれることもあります。

 ハワイには小さなものも含めて非営利団体が5000近くあるといわれます。「HANO」に会費を払ってサポートを受けている団体は274団体です。内訳は非営利団体199、個人64、企業メンバー10、政府メンバー1人。加入している非営利団体の77%はオアフ島で活動しています。以下、マウイ島7%、カウアイ島2%、ラナイ島1%などと、オアフ島への集中ぶりが際立っています。

 宮城県内の認証法人776団体のうち、仙台市所管分53%、宮城県所管分46.8%
ですから、宮城県における仙台市の集積をさらに上回っています。

 取材に応じてくれたHANO代表のリサ・マルヤマさんは「オアフ以外は飛行機で行くのですが、費用もかかるし大変。どうしてもウェブを活用したサポートが中心になります」と話していました。。

 HANOの財政規模は、年間収入が489000ドル(約4890万円)、年間支出が375000ドル(約3750万円)。サポートを受けている団体からの会費収入は全体の13%だけで、各種基金からの収入67%、トレーニングやコンサルティング収入が13%、講座・講演による収入が4%となっています。(館長K)
(このシリーズは随時掲載、他のサイトにも同時掲載することがあります)