日本NPO学会が新潟で年次大会を開催
1999年3月、「NPO、NGO、ボランティア、フィランソロピーなど、民間非営利活動に関する研究および活動成果の発表と交流、教育の普及を行い、もって社会に貢献すること」を目的に設立された日本NPO学会は、毎年年次大会を開催しています。
第8回を迎える今年は、6月3日・4日、新潟市の新潟コンベンションセンター朱鷺メッセで開催。
野球の四国アイランドリーグを設立した石毛宏典さんも登壇した公開シンポジウム「スポートと地域、NPO」を含め、35のテーマに沿った研究発表がありました。
多様な視点での研究がある中、委託を含め、指定管理者制度に対応するNPOの契約のあり方や、経費の算定基準などの研究もありました。
発表はイギリスの事例と三重県の調査による事例報告でした。どうして企業の契約の算定基準とNPOの算定額が違うのだろう。特に人件費の額と間接の経費の位置づけが様々で、その問題が浮き彫りになっていました。
そのNPOの年間全体経費に対して、その事業の経費の割合が編み出され、管理間接経費が正当化されているイギリスの例を参考に日本型基準を研究していく必要があると結ばれています。
関心のある方はNPO法人市民社会研究所の研究員レポート/論文 をご覧ください。