10/5(木)「NPOのためのリーダーシップ&チームマネジメント講座」を開催しました
10月5日(木)、みやぎNPOプラザで「NPOのためのリーダーシップ&チームマネジメント講座」を開催しました。
講師は、経営コンサルティング波多野事務所の代表、波多野卓司さんです。
組織の悩みの8割は、メンバー同士の人間関係によるものと言われます。
ということは、人間関係の問題さえ解決すれば、悩みの多くは解消されることになります。
しかしメンバーの性格を変えるのは簡単ではなく、そのことが人間関係の難しさにつながっているといえそうです。
そこで、性格そのものではなく、その相手との「関係性」に着目してはどうでしょうか。
人間同士の対話の基本は「訊く→聴く→認知する」です。
まずメンバーに話しかけてみて(訊く)、相手の答えに全身で耳を傾けます(聴く)。そして「あなたの話を聞きました」という姿勢をしっかりと伝え、認知するのです。
そうすることで、メンバーは「この組織は自分を見てくれている」と安心感を抱き、そこから自分の能力を発揮できるようになります。
また、新しく組織に入ったメンバーにとって、最初の半年間は心理的に最も不安定な時期と言われます。
特に孤独感を抱くことが多く、そのような時期にメンバーの精神を支えるのが、コミュニケーションによるつながり感、つまり「訊く→聴く→認知する」です。
メンバーの定着率に悩む組織は少なくないと思いますが、ここでもコミュニケーションの積み重ねが大切であり、「組織全体で新しいメンバーを支えよう」という姿勢を他のメンバーに伝えるリーダーシップが求められます。
みやぎNPOプラザの次回の講座は、「NPOのための助成金会計ポイント講座」です。