2001年に開館したみやぎNPOプラザ。
今年は20周年✨ということで、12月5日(日)に記念フォーラムを開催しました。
開催にあたり、たくさんの皆さまから、20周年記念へのメッセージをいただきました。
皆さま、ありがとうございました。
°˖✧ みやぎNPOプラザ20周年記念フォーラム °˖✧
「みやぎのNPO~これまでの20年とこれからの歩み~」
今年は、新型コロナウィルスの感染状況も落ち着いてきたことから、
会場の定員を昨年よりも増やし、オンラインとハイブリッドで開催しました。
°˖✧ 開会 °˖✧
記念すべき20周年ということで、村井知事も会場に駆けつけてくださいました。
開会の挨拶で、村井知事からは「NPOと協力し、民の力を最大限に活かす県政を進めていく」と力強いお言葉をいただきました。
°˖✧ 基調講演 °˖✧
プログラムは、はじめに「次代を担う人たちに伝えたいこと~NPOが歩んだ20年~」と題し、認定NPO法人日本NPOセンター顧問で、NPO法人市民社会創造ファンド理事長、公益財団法人助成財団センター理事長である山岡義典先生に基調講演をいただきました。
山岡先生からは、まず、NPOをつくり上げてきたこの20年間を振り返り、非営利法人制度の変遷と公益概念の変容についてお話しがありました。
そして、NPOを船に例え、個々のプロジェクト(=積荷)ばかりが豪華になり、近年みるニュースのように「運河で座礁・積荷落下」とならないよう、外からは見えにくい組織基盤(=船)を整えることの重要性を話されました。
また、NPOには、受益者や支援者でもない、社会や市民からの信頼も重要で、組織基盤と信頼とは、相互作用する構造であると説かれました。
そして最後に、他セクターとは違い、独自の自由な発想で「社会的価値の創造」に取り組むことができるのがNPOであると伝え、「NPOらしさを発揮して『NPOは楽しいもの』と希望を持って、未来に挑んでいく情熱を持ち続けて欲しい」と次世代へメッセージが贈られました。
°˖✧ トークリレー °˖✧
山岡先生の基調講演の次は、ゲストによるトークリレーです。
プラザを長年にわたり活用してきた団体、指定管理団体、震災後から活動を始めた団体の3名のゲストに登壇いただきました。
「みやぎNPOプラザと共に歩んで」
NPO法人ミヤギユースセンター理事長の土佐昭一郎さんは、プラザが開館した当初、ほぼ毎日、会議室を使用して活動していた頃の思い出や当時のエピソードと、20年という長い年月、団体が継続してきた理由をお話しました。
「パートナーシップ運営から協働への道」
認定NPO法人杜の伝言板ゆるる顧問で、長年みやぎNPOプラザの館長を務めてきた大久保朝江さんは、プラザの開館までの準備段階からの経緯と、その後の運営体制についてお話しました。
「10年間の問いから未来へのチャレンジ」
認定NPO法人底上げの矢部さんは、震災を機に始めた復興支援の活動から、急激に進む地域の高齢化の課題解決への活動にシフトした経緯と、大人の協力を得ながら学生の地域活動をサポートする取り組みについてお話しました。
°˖✧ フリートーク「今後NPOが果たすべき役割とは?」 °˖✧
プログラムの最後は、フリートークです。
会場とオンラインで参加している参加者が「今後NPOが果たすべき役割とは」をテーマに、それぞれの想いを発表し、共有しました。
若手からは「若者のNPOへの参画・協働を」という声が、長年の活動者からは、山岡先生やゲストの講演を受けて「楽しむことを忘れずに活動」などの声が上がりました。
°˖✧ 交流会°˖✧
閉会後は、会場で交流の時間をもちました。
講師やゲストに質問したり、参加者同士で20年を振り返ったり、初対面の方同士も情報交換をしながら交流を深めていました。
また、皆さまから寄せられた「20周年記念メッセージ」や「今度NPOが果たすべき役割とは」は、みやぎNPOプラザに掲示しますので、ぜひご覧ください。コチラでも一部、後ほどご紹介します☆
みやぎNPOプラザ情報誌「One to One1月号」でも特集を組んで、記事を掲載しています。
公共施設に設置していますので、ぜひご覧ください。
(準備が出来次第、こちらでもリンクを貼ります!)
これからも、ますます宮城のNPOが活動を活発に進められるよう、プラザも頑張っていきます!
オンラインでの催しも引き続き実施していきますので、ぜひみやぎNPOプラザをご利用ください!!