行政職員のためのNPO理解講座、開催!
なかなか新型コロナの収束が見えず、生きづらさを抱える人がますます増えています。貧困やDV、引きこもりの増加などは、日ごろの報道でもよく耳にするようになりました。こういった課題に行政とNPOが協働して解決に取り組むことが多いのですが、協働を進めるには、お互いを理解することが必要です。
そこで、7月9日(金)は、行政の皆さんにNPOを知ってもらうことを目的に「行政職員のためのNPO理解講座」を開催しました。講師は、宮城大学事業構想学群教授で、認定NPO法人杜の伝言板ゆるる代表理事の石田祐さんです。
「より良い協働を進めるには、お互いのことをきちんと知り、共通理解のもとに事業に取り組むことが大切」と石田さん。意外に多いのは、行政がNPOにお金を出してあとはお任せというかたちです。地域の課題を共に解決するには、具体的なゴールやそこまでの取組みを共に設定し、途中経過も共有しながら進めることが大切です。
そして、今回の講座は、会場とオンラインのハイブリッドで開催しました。会場にいる講師が、会場参加者とオンライン参加者に向かって話す形です。行政職員の方向けの講座では初めてのチャレンジです。みやぎNPOプラザには専用設備がないので、手持ちのパソコンや音響設備を駆使して開催しました。そのような開催方法が参考になったという嬉しい声もいただきました。
7月28日(水)には、Zoomで「一体感を生む極意を学ぶ!オンラインコミュニケーション講座」を開催します。リアルで得られる一体感をオンラインでも再現するには、主催者の工夫が必要です。オンラインの事業実施に関心がある方は、ぜひご参加ください。