みやぎNPOフォーラム2020を開催しました!
仙台市内にも小雪が舞った12月13日(日)、みやぎNPOプラザの全館イベント
みやぎNPOフォーラム2020「どうする?Withコロナ時代のNPO~オンライン化の進め方とリアルな場のつくり方~」を開催しました!
今年は、新型コロナウイルスの影響で、NPO・市民活動団体も活動や運営に大きな影響を受けました。
オンラインの導入や、リアルな場で集まることに悩んでいる団体に、
これからの活動を考えるきっかけにしてもらおうと、このテーマを企画しました。
3密を避けるため、フォーラムの開催方法にはとても頭を悩ませました。
しかしながら、宮城のNPOの交流の機会をなくすわけにはいきません。
そこで、春からオンラインでの講座開催に取り組んできたことを活かし、
会場参加者とオンライン参加者を同時に結んで開催する「ハイブリッド運営」に初めて挑戦しました。
会場は密にならないよう、いつもの年よりも定員を少なくしましたが、
直接会って団体同士交流したい方が多く、プラザの交流サロンは会場参加者でにぎわいました。
オンラインでも30名を超える参加があり、中には当日、会場参加が難しくなったために
急遽、オンラインで参加した方もいました。
プログラムの最初は、NPO法人CRファクトリー代表の呉 哲煥(ご てつあき)さんに、
「コロナ時代のNPO~展望とチャレンジ~」と題し、東京からZoomで講演いただきました。
呉さんからは、オンライン化を進めるポイントや、オンラインとリアルの場の使い分けのポイントなどが
説明されました。
講演の途中には、参加者同士がグループにわかれて話し合う時間も設けられ、
会場参加者は島のグループごとに、オンライン参加者は、Zoomの「グループセッション機能」
を活用し4~5名のグループにわかれて、グループトークをしました。
講演に続き、県内で活動する団体の事例紹介です。
NPO法人アートワークショップすんぷちょ代表の及川多香子さんをゲストに迎え、
リアルな場での感染対策のガイドラインを作成し、オンラインイベント運営にも挑戦した
取り組みをお話しいただきました。
事例紹介の次は、グループトークで感想共有をしたあと、グループでどのような意見が出たかや、
講師・ゲストへの質問を全員に発表共有しました。
会場とオンラインの双方からの質問を受け、講師とゲストがアドバイスしました。
閉会では、講師とゲストから、「安心感を与えられる感染対策をして、リアルに集まることを
恐れすぎずに大切にし、またオンライン導入も躊躇せずに、簡単なことから少人数で少しずつ
トライしよう!」とエールをいただきました。
フォーラムの最後は会場参加者のみの交流会です。
今年は感染防止のため、食べ物もなく、乾杯もなく、ペットボトル飲料だけでの
少し寂しい交流会でしたが、参加者同士が名刺交換したり、ゲストに質問したり、
活動の悩みを共有しアドバイスしあったりしました。
次回は、オンライン参加者も一緒に交流できるような仕組みをつくりたいと思います。
初めてのハイブリッド開催は、様々な課題も残りましたが、今後のイベント開催のあり方に
大きな可能性も感じました。
みやぎNPOプラザでは、今後もNPOの理解と交流を深める企画を開催していきます。
2月20日(土)には、「市民活動オンライントークサロン~見つけよう!NPOで輝く生き方✨」を開催します。
NPOで活動するゲストのお話をZoomで聞ける機会です。
ぜひ、こちらのイベントにもご期待ください!!