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峠の分校が塩竈市杉村惇美術館のイベントでプログラミング体験講座を開催しました

「ボランティアで社会とつながる」


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プログラミング体験講座は満席、大盛況でした!


 心に不調を抱えているため、社会と関わることが難しいと感じている方がいます。そのような方も、ボランティアという形で社会との関わり合いを見出すことができます。

 10月19日(土)塩竈市杉村惇美術館で開催された参加型体験学習イベント「チルドレンズ・アート・ミュージアムしおがま」に、心の不調を抱える二人の女性がボランティアとして参加しました。二人をボランティアとして受け入れたのは、みやぎNPOプラザの貸事務室を拠点に活動をしている「峠の分校」です。峠の分校は、障がいのある方がプログラミングの技術によって就労ができるよう、技術習得の支援をしている団体です。今回のボランティア活動は、峠の分校がチルドレンズ・アート・ミュージアムしおがまで開催するプログラミング体験講座のサポートでした。

 プログラミング体験講座の講師は「峠の分校」代表の山岸恭一さんで、ボランティアの一人である高津さんは、その山岸さんをアシストするのが役目です。高津さんは、受講している子どもたちが理解できるよう、パソコン画面を指さしながら熱心に教えていました。高津さんは別の市民活動団体でボランティアの経験がありましたが、峠の分校でのボランティアは今回が初めてです。「普段は知り合い同士の交流が多いため、初対面の子どもたちとどう向き合うか、その工夫が大変だった。教えたことがきちんと伝わって嬉しかった」と高津さん。自分自身も多様な人々と関わることができ勉強になった、と語りました。


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プログラミングを教える高津さん


 もう一人の女性は今回が初めてのボランティアです。就労支援施設で顔見知りだった山岸さんから誘われ、プログラミング体験講座の開催に向けて教材を作成していたところ、「当日のサポートもしてみませんか」との声がけがあり、参加することに。「ボランティアには以前から参加してみたかったけど、なかなか踏み出せなかった。もし機会があれば、他のボランティアにも挑戦してみたい」と話していました。

 さまざまな人と出会いたいという理由から、ボランティアを始める方も多くいます。ボランティアの魅力のひとつは、社会貢献を通して人間関係が広がり、人生が豊かになることです。NPOや市民活動団体も、多くのボランティアの参加を待っています。