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9/29「不正が起きない!お金の管理のしくみ講座」開催しました!

最近ではNPOのお金に関する不正やトラブルのニュースをよく目にします。一度でもお金に関する問題が発生してしまうと、メンバー間の信頼関係が壊れてしまうだけではなく、対外的な信用も失い、活動や事業を続けることが困難になります。

不正やトラブルを防ぐためには、組織内の現金・預貯金管理の仕組みを整え、日々の会計業務を正確に行うことが重要です。

そこで今回の講座では、適切な現金・預貯金管理の方法や組織内での仕組みづくりについてを学びました。
講師はNPOの会計税務に詳しい公認会計士で税理士の成田由加里さん。当日は23名が参加しました。

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大まかにまとめると不正やミスを防ぐ現金・預貯金管理の仕組みの基本は以下の3点です。
①タイムリーにありのままを記録する
②現金はをなるべく預からない
③責任の解除=会計担当者の業務の範囲を明確にし、その業務を果たしたらなるべく他のスタッフが確認し、担当者を責任から解放する。

中でも、重要なのは3つ目の「責任の解除」です。
会計担当者1人だけの責任にはせず、常に複数名で会計をチェックできるようなしくみをつくり、不正やミスを防ぐことが大切です。
責任の解除をすることで。担当者の負担は軽減し、ミスが起こっても速やかに組織として対応できます。

講座のなかでは現金・預貯金管理に最適なツールとして、「NPO会計日誌」を紹介しました。
会計日誌はシンプルな構成でミスを防ぐことができるように工夫されているため、会計ソフトを使用している場合でも、まずは「NPO会計日誌」に記入することをおすすめしています。
会計日誌はみやぎNPOプラザで販売しています。

NPO法人の場合、決算書は内閣府のNPO法人ポータルサイト上で全世界に公開されます。
よくまとめられた決算書は団体の活動をPRするための絶好の宣伝ツールにもなります。
良い決算書を作るためにも日々適切な会計をする必要があります。

皆さんもぜひ会計日誌など活用し、しっかりとしたお金の管理の仕組みを作って見て下さい!
プラザでは会計相談も行っていますので、わからないことや不安なことがあれば気軽にご相談下さい。