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「行政職員のためのNPO理解講座」

18.05.16 行政職員のためのNPO理解講座.jpg

今日の仙台は、真夏になったかのような暑さでした。
“爽やかな初夏”を感じる前に夏になってしまいそうな
勢いです。

そのようななか、「行政職員のためのNPO理解講座」を
開催しました。

県内市町村のNPO担当課の職員や、NPOとの協働に
関心のある行政職員の方々を対象にした講座で、
異動などで、新たにNPOに関わる方が多くなるこの
時期に、毎年開催しています。

会場は宮城県庁のみやぎ広報室。
NPO担当課だけでなく、NPOと関わりのある多様な課の
方が参加されました。

講師は、みやぎNPOプラザ館長の大久保朝江が務め
ました。

今、どの地域も課題は山積みです。
少子高齢化による担い手不足、介護問題、子どもの育成
環境の未整備、商店街の衰退…など、数え上げればきりが
ありません。

そして、これらの課題を行政だけで解決するのは非常に
困難な状況です。
そこで、地域課題の解決に取り組むNPOと行政の協働に
焦点が当たるようになりました。

NPOと行政の協働とは、
「市民の共感を巻き起こし参加を募る、「市民参加型」
「市民自治型」の事業を創造できること。
事業を通じて、NPOが市民の主体性を育み発揮する場となり、
これまでの「行政お任せ社会」を「市民が自治する社会」に
変えてゆくことができる。」
と説明されました。

また、行政とNPOが協働するメリットとして、
「課題を解決するにあたり、より有効な手段で最大効果を
発揮したい行政と、市民のニーズをよく把握し、画一的でない
柔軟な方法で対応ができるNPOが協働することで、双方の
特色を出しあい、市民にとって最もいい方法を決定し、良い
成果を出すことが期待できる」ことが挙げられました。

そして、協働を進める時に大事なのは、お互いを理解すること。
行政からの一方的な指示や決定は避け、信頼関係のもとに
お互いを尊重し、対等に提案・相互評価を取り入れる
ことが大事です。

そのほかに、NPOと協働するときのポイントや、NPOを
取り巻く資金の状況などが解説されました。


今日の講座内容は盛りだくさんでしたが、いざNPOと協働
となると、「NPOについて、どう理解したらいいのだろう?」と
疑問に思うことが多々あると思います。

そんなときは、ぜひみやぎNPOプラザにお問合せください。
行政からのご相談や問い合わせにも応じておりますので、
ぜひご活用ください。