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開催レポート「NPOのための会計監査講座~プロが伝える、監査のやり方・受け方~」

4月18日(水)、みやぎNPOプラザで今年度の第1回目となる会計税務講座を開催しました。
今回の講座のテーマは「会計監査」です。

講師は公認会計士で自身も長年NPO法人の理事として活動している橋本潤子先生です。

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NPO法人は年に1度正会員に向けて通常総会を開催し前年度の事業報告や決算報告を行う義務があります。
そして総会前には総会に諮る事業報告や決算報告について、監事の監査を受ける必要があるます。

講座では、テキストに『NPO法人のための業務チェックリスト』を確認しながら、監査を行う監事は何をどのようにチェックすれば良いか、また、監査を受ける事務局は監査までに何を準備すれば良いのかを学びました。

講座の冒頭で、橋本先生からはNPO法人の監事の役割について説明がありました。
NPO法に定めている監事の職務は、次の5つです。

・理事の業務執行の状況を監査すること
・法人の財産の状況を監査すること
・不正行為等の報告
・社員総会の招集
・理事への意見

監事は団体から独立した存在として、場合によっては団体の運営状況に対し、厳しい指摘をしなければならない立場にあります。

この監事には誰が適任か迷うこともあるかもしれませんが、会計に一定の知識があることのほかに、団体の活動に対する理解がある人、監事の役割を理解し、理事に意見が言える人が望ましく、さらに複数人であるとより良いでしょう。

講座で使用したテキスト『NPO法人のための業務チェックリスト』(NPO法人会計税務専門家ネットワーク発行、500円)はみやぎNPOプラザの窓口でも販売しています。

みなさんも是非、監査について改めて確認し、より透明性の高い団体運営を目指してください!