NPO法人への寄附税制優遇条例を考えるシンポジウム開催!
年度末も押し迫った3月24日(木)、みやぎNPOプラザの
今年度最後となる企画事業を行いました。
行ったのは、
シンポジウム「先進事例から考えるNPO法人への寄附税制
優遇条例」です。
平成23年度の税制改正により、認定NPO法人以外のNPO法人
への寄附金であっても、都道府県及び市町村等が条例に
おいて個別に指定することで、個人住民税の寄附金控除の
対象とすることができるようになりました。
また、条例で指定されたNPO法人は、認定NPO法人制度に
おけるPST要件を免除されます。
しかし、宮城県内でこの条例を制定している自治体は
残念ながらまだなく、東北地方でもほとんどありません。
このため、先進的に取り組まれている京都府と札幌市から
条例制定に携わった職員をお招きし、制定に至った背景や、
NPO法人への寄附を促す取り組みなど、貴重なお話を聞く
ことができました。
このシンポジウムに参加されたのは、市町村職員やNPO
支援センター関係者、そして認定NPO法人の方々です。
特に認定NPO法人の皆さんは、強い関心をお持ちでした。
「認定を取ったものの、今後もPST要件を維持していくのは
非常に厳しい。県内でもこの条例があると嬉しいのだけれど…」
といった感想が多数聞かれました。
みやぎNPOプラザでは、今後もこの条例制定を目指して、
情報収集と発信を続けていきたいと思います。