情報担当、栗駒へ行く。
情報担当は、普段、NPOプラザ内の一室でみやぎNPO情報ネットの情報掲載などの仕事を行っているわけですが、
これまで、NPOの皆さんとのコンタクトはメールやFAXがほとんどで、生の姿を見る機会がほとんどありませんでした。
そこで、昨日、「杜の伝言板ゆるる」の取材に同行して、栗駒に行ってきました。。。
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まず、現在も避難所となっている「みちのく伝創館」へ。
TVや新聞で度々報道されている「現場」ですが、館内は静かで、ここでまだ多くの方が避難生活を送られているということが信じられませんでした。
しかしながら、館内には全国各地からの励ましのメッセージや被災者支援情報のビラが貼られ、
隣接する駐車場には多数の自衛隊車両やテント・仮設風呂があるなど、
ここが現在も避難所として使用されていることは紛れもない「事実」でした。
後で聞いた話ですが、この避難所はここ数日中に閉鎖となるそうです。
避難所閉鎖後も、道路の不通や家屋損壊のために自宅に戻れず不自由な生活を強いられる方が多いことを思い、改めてお見舞い申し上げます。
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午後は、「くりこま高原自然学校 松倉分校」で、(特活)くりこま高原・地球の暮らしと自然教育研究所、くりこま高原自然学校の佐々木代表にお会いしました。
地域の復興活動を伝える新聞報道の写真で見たそのままの姿で私達を迎えてくださった佐々木代表は、約2時間のインタビューに快く応じて下さり、栗駒の地で行っている活動に対する『想い』を語られました。
佐々木代表が特に意識していることは「自立した人間をつくる」ということです。
くりこま高原自然学校を舞台に実践している森のゆうえんちや若者自立塾などの活動はその『想い』から行っていることですし、
今回の震災復興に向けての一連の活動も、ただ自分が音頭を取ってまとめるだけではなく、地域の人々が自立して活動を起こすことを期待して行っているそうです。
この「自立した人間をつくる」という話に、同行していた「杜の伝言板ゆるる」の大久保代表曰く、
「NPOの人材育成とも共通している!」
自ら考え、動く「自立」ということは、NPOの活動をする上で必須だということでした。
被災地のNPO訪問から、NPO人に求められることを学んだ栗駒行きでした。